90分間、全力で走り続ける選手たち。
J2奮闘中のファジアーノにエールを。
(株)ファジアーノ岡山
スポーツクラブ 代表取締役

木村 正明
岡山トヨタ自動車(株)
代表取締役社長

梶谷 俊介
岡山トヨタ・コミマガ夏号。今回は昨年秋に続き、2度目の登場となるファジアーノ岡山の木村代表。悲願のJ2昇格からリーグ戦の現況まで、チームの最新情報を語っていただきました。

[梶谷] 岡山県民の期待を一身に背負ってのJ2参戦。リーグ戦も全18チーム総当たりの2巡目に入りました。ホームゲームの観客数もJ2全体で5位ということで盛り上がりもすごいですね。
[木村] ありがとうございます。チームは負けが続いていますが強がりではなく、サッカーの質、レベル自体は確実に上がっていると思います。残念ながら結果が伴わなくてイライラさせられますが、今こそクラブとしての真価が問われているんじゃないでしょうか。実際、JFLから1年でJ2に上がったことが奇跡と言われましたし、負けているときこそ、しっかり土台を作る時期だと思います。チーム運営のトップとしては「クラブをつぶさない」ことが大切。過去、経営難でつぶれたクラブも少なくなく、しっかりした収入基盤を作ることに全力を傾けたいと思います。
[梶谷] 実は、私が委員長をさせていただいている「チーム岡山球団設立推進委員会」も、なんとかファジアーノをバックアップできないかと、この前、ママカリフォーラムのレセプションルームでパブリック・ビューイングを企画したんですよ。280人くらいサポーターが集まってくれました。アンケートを取ったら、3分の2は有料でも見に来たい!という反応でしたよ。
[木村] ありがたい話ですね。今、岡山大学の学生ボランティアのメンバーが 運営をサポートしてくれていますが、 70%が県外出身者なんですよ。ファジアーノがあるから岡山が好きになったと言われたときはうれしかったですね。あとこれも感激したんですが、ファジアーノのサポーターは、毎試合後、必ず桃スタのアウェーサポーター側のイスを拭いてくれているそうです。そんなことはJ36チームでもうちだけ。いかにファジアーノを愛してくれているか。ありがたいことです。
[梶谷] いい話ですね。岡山県民にとって2週間に1回あるファジアーノの試合が「お祭り」になったらいいですね。家族や友達とスタジアムに行くのが楽しみでワクワクする。ファジアーノをきっかけに毎日の生活を楽しむ。理想的だと思います。最後に木村代表からファンに伝えたいことはありますか?
[木村]そうですね。あえて言うなら負け続けているファジアーノをしっかり見てやってください。弱いチームですが90分全力で走り続ける姿を家族で見に来てやってください。谷が深ければ山も高い。甲府も19連敗の後から快進撃が始まって、あのレッズも2部落ちから常勝チームへと生まれ変わりました。クラブは地域の鏡ですから、どうか皆様のお力で育てていただければと思います。
[梶谷] 私たちもできる限りの応援をしたいと思います。ファジアーノの活躍を楽しみにしています。


 

ファジアーノの人気
キャラクター・ファジ丸くん。
桃スタで会えるよ!!
写真提供:ファジアーノ岡山





ファジアーノ岡山

J2奮闘中のファジアーノ。
2009年6月26日時点の戦績は、2勝7分け14敗(勝ち点13)12得点、35失点。18チーム中18位。現在、8試合連続無失点と苦戦が続いている。これから夏場にかけてホームの桃太郎スタジアムでは水曜日の夜19:00キックオフの試合が増えるそう。90分全力で戦い続ける選手たちにチカラを!!みんなでファジアーノを応援しに行こう!!
写真提供:ファジアーノ岡山