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社長のちょっと独り言
引退馬のセカンドキャリアサポート、人のホースセラピーなど
人と馬がよりよく生きることを幅広い領域で支援中!


梶谷「西崎さんは乗馬クラブを主宰しながら、ホースセラピーや引退馬のリトレーニングなど、馬の秘めたる可能性を引き出しながら、様々な活動をされています。馬に接するきっかけは何だったんでしょうか」。
西崎「もともと私自身は、競馬にも興味がない人間だったんですが、子どもの頃、すごい反抗期があって、そこで両親が『何か一生懸命打ち込めるものを』ということで、探してくれたのが『乗馬』だったんです。馬にまたがった瞬間からおもしろくて、温かくて…。その時、今までにない『何か』を感じました。それが始まりですね」。
梶谷「そうですか。今、いろいろな活動をされていますが、まず引退馬のセカンドキャリアを支援する『サンクスホースプロジェクト』についてお聞かせください」。
西崎「競馬は多くの方に知られていますが、競馬を引退した競走馬たちのその後はあまり知られていません。馬は、長くて30年ほど生きますが、引退後の環境をサポートする仕組みがこれまでは皆無だったんです。例えば五歳で引退した馬が、残りの25年間、一体何をするのか。 そんな馬たちを一頭でも多くセカンドキャリアにつなげたい。そうした想いで、このプロジェクトに参画しました。
梶谷「その具体的な取り組みが『リトレーニング』なんですね」。
西崎「はい。もともと競走馬は、生まれた時から速く走れるようにと調教されていますから、乗馬のようにゆっくり歩いたり走ったりということが受け入れられないんです。そこで、根気よくリトレーニングを施すことで、障害飛越競技馬や乗用馬、あるいは人を癒すホースセラピー馬として生まれ変わることができます」。
梶谷「馬だけでなく、ホースセラピーを通じて、人のサポートもされていますね」。
西崎「ここ吉備中央町と協働で、ホースセラピーの研究・実践にも積極的に取り組んでいます。当町が推進する『メンタルヘルスタウン』の中核を担う存在だと自負しています」。
梶谷「人事研修に馬を使う話もお聞きしました。馬には言葉は通じない。もちろんお金や社会的地位も関係ない。円滑な人間関係を築く術を学ぶうえでも、馬とのふれあいは役立つと思います」。
西崎「野生の馬は、30頭くらいの群れで暮らしています。攻撃のための爪や牙を持たない、いわゆる社会性のある動物です。馬に乗る際、当然人間は五感を使いますが、それだけでは乗れません。乗る瞬間にその日の馬の状態を察知する、それは五感を超えた第六感ともいえる感覚的な領域。広い意味でいうと『空気を読む力』、これは人間関係でも大切なことだと私は思っています」。
梶谷「そういった意味では、人間には言葉があることが、逆に真のコミュニケーションの妨げになっているのかもしれません。馬と信頼関係を築けるようになれば、人ともうまく関係が保てる。西崎さんの活動は人と馬双方に貢献していますね」。
西崎「ここは『人と馬の再生復活工場』。これからもいろいろな取り組みに挑戦していきます。
梶谷「西崎さんの行動力にはいつも元気をもらっています。私も見習わないといけません。本日はありがとうございました」。
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