TOYOTA 86で巡る、夏のSeaside Drive

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ほりお好み焼店

冬のカキオコ、夏のエビオコ。
地元民が50 年来、愛する老舗の味に感銘。

いまや「カキオコの本場」として全国に知られるようになった日生。なかでも創業50 年余り、地元民の愛する老舗として名高いのが当店。先代から受け継ぐ、トロトロの優しい味が評判だ。カキオコは夏期には冷凍ものとなるが、替わって人気となるのがエビオコ。地元で水揚げされた海老をひとつひとつ手で剥いてお好み焼きへ。カキオコとはひと味違うプリプリの食感はもともと地元では定番の味だったそう。甘みを抑えたタイメイソースとの相性もいい。7月から9月にかけては、常連たちが心待ちにするかき氷(250 円~)も登場する。昭和30 年頃に製造されたドイツ・ツェッペリン製のかき氷機で作り、自家製の蜜をかけたその味もぜひ賞味したい。

エビオコ(500 円、玉子入り550 円)の中には、たっぷりのキャベツとエビ。甘みを抑えたタイメイソースがよく合う。ドリンク類は冷蔵庫から好きなドリンクを各自持ってくる自己申告制。これもユニーク。

備前市日生町日生886-5
Tel.0869-72-0045
営業時間■10:30~19:30
休日  ■水曜
駐車場 ■5台

 

コミマガ夏号のドライブ取材。今回のパートナーは、うわさの「86」。取材前日は、トヨタが誇る伝説のFRスポーツ…800、2000GT、そしてAE86の系譜に触れることができる歓びに少し興奮気味。そして二日間のドライブでは、高速から湾岸道路まで、思うまま縦横無尽に駆け抜けるという至福の時間。前輪で舵を切り、後輪で駆動する…。ドライビングの喜びを知るドライバーの多くが「理想」と賞する駆動レイアウトの醍醐味を体感することができた。スーパースポーツに勝るとも劣らないヒップポイント400ミリから見る、日常の中の非日常。ドアを開き、アシストパッドに手を付いて乗り降りする。スタートスイッチを押す。マジでシビレました。その瞬間…。


トヨタ車最小径365ミリのステアリングを採用。エンジンをスタートさせ、ギア操作に移る一連の動作を左手で行なえるよう、スタートスイッチはセンタークラスター内に配置されている。


D-4Sと、86x86というボア・ストロークにより、最終的にリッター100PSをたたき出す理想のスポーツエンジンが生まれた。


86にふさわしいシフトフィールとは?様々な議論の末、たどり着いたのは、ショートストロークは絶対譲れないという結論。手首から先だけを動かす独特の感覚はまさにマニュアルの醍醐味。