
歴史あるふるさとの街の
おもたせを訪ねて…。
本日のルートは玉島、下津井、金光、矢掛。それぞれ歴史ある町だけに地元自慢のおもたせに期待もふくらむ。
お供は、シトラスオレンジのアクア。春の日差しによく映えるボディカラーに、振り返る人もちらほら。まずは甘党の店「やまと」から。こちらの名物はズバリおはぎ。あんこときなこの2種類。原料は国産、すべて手作りで一個60円という良心価格。その味は一日1500個という数がすべてを物語っている。小豆の風味が生きる素朴な逸品だ。
下津井の「田中花正堂」といえば、青海苔を混ぜ込んだ磯乃羊羹で名を馳せる名店。昔ながらの製法にこだわった味は、ここでしか味わえない銘菓として地元の人たちから永く愛され続けている。
歴史ある名店といえば金光教のお膝元に店を構える「金悦堂」も同じ。明治の頃から地元民はもちろん、全国の参拝者に親しまれてきた金光饅頭。焼きたてを味わってほしいとの思いから他には出荷せず、店頭のみの販売としている。ほんのりとした甘みは、日本茶との相性も抜群。お茶請けに最高だ。
本陣が並ぶ矢掛の町にたたずむ「佐藤玉雲堂」。こちらの銘菓は全国にファンを持つ丸柚べし。もともとは江戸時代の保存食で、あの篤姫や大名諸侯に愛されたという由緒正しい味わいに感激もひとしお。そして帰路のアクアには、各地で買い求めたとびきりのおもたせがいっぱい。楽しかった春のドライブはおいしかった思い出に彩られながら家路へと向かった。
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甘党の店 やまと |
玉島っ子が誇る
手作りおはぎの有名店。
1971年の創業。玉島で「おはぎ」といえば真っ先に名前が挙がる有名店。北海道産の小豆、岡山県産の餅米を贅沢に使い、すべての工程を手作業で仕上げたていねいな作り。メニューはたっぷりの餡でくるんだ「あんこ」と、餡を中に入れ、きなこをまぶした「きなこ」の2種類。どちらも小豆のうまみが引き立つ優しい甘さ。開店と同時に常連さんが並ぶこともめずらしくない。

1個60円、5個入り300円、写真は10個入り600円。
値段もまさに庶民的。朝7時から作り始め、1日に1500個ほど売れるとのこと。

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倉敷市玉島中央1-8-14
Tel.086-522-5055
営業時間■9:00~16:00(売り切れ次第終了)
定休日 ■水曜
駐車場 ■7台(店舗の隣に新設) |
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