テレビドラマで
再認識した
トヨタの気概と原点。


 テレビドラマの話ですが、三月二二日・二三日に放送された「LEADERS リーダーズ」は、トヨタ自動車の創業者、豊田喜一郎をモデルに、国産自動車に人生をかけた人々の姿を描いたものです。第二次世界大戦前後の困難な時代に「日本人のためのクルマを、日本人の手によってゼロから作り上げる!」という豊田喜一郎の気概。自社だけでなくクルマ作りを通して国を豊かにしたいという高い志や熱意と誠意。トヨタのDNAの原点を再確認しました。誤解を恐れず言えばある意味、今の時代は戦後に似ているような気がします。時代が大きく変わろうとしている今こそ、我が社も「ReBORN」の精神で社会に貢献できたらと思っています。
 話は変わって、二月二五日・二六日は、「バイオマスツアー真庭」に参加しました。真庭市は、西日本屈指の木材産地で、バイオマス事業においては国内でも先進地とされています。ツアーではチップ・ペレットの製造現場や木材を利用した発電プラント、ペレットを燃料とする温水プールなどを視察しました。一日目の宿はもちろん湯原温泉。こちらも満喫しました(笑)。二日目は廃食油を再利用したバイオディーゼル燃料車(ロンドンタクシーと同じ車種!)に乗せてもらいました。ちなみにバイオディーゼル燃料車の排気ガスは天ぷらのニオイがしました。なるほど! でした。
 新しく年度も替わり、歴史あるものを生かしてますます面白い時代にしていきたいですね。
 

岡山トヨタ自動車(株)
代表取締役社長
梶谷 俊介