美作市にモビリティ
新型プリウス誕生
そして七〇周年…


 前号でお話しした「岡山まちとモビリティ研究会」が昨年十二月から動き始めました。それと同じくして、今度は美作市上山地区で超小型電気自動車(EV)を活用して中山間地域の新たな交通体系の構築を目指すNPO法人二団体に「トヨタ・モビリティ基金(理事長・豊田章男社長)」の助成が決定しました。これは過疎高齢化や傾斜地が多い地域での移動手段の在り方を探るのが目的で、具体的には超小型EV「コムス」を導入し、住民が農作業時の足として利用する他、観光客への貸出も行われます。私たちもディーラーとして、こうした次世代への取り組みを今後も注視していくつもりです。
 話は変わって…生まれ変わった新型「プリウス」。このクルマはトヨタ自動車の豊田章男社長が進めてきた「もっといいクルマづくり」の第一弾です。新しく掲げたTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)の思想に基づいて、これまでの車づくりを一新しています。
くしくも今年は弊社がトヨタ自動車と販売代理店契約を結んで七〇年目となる節目の年です。地域に根ざしたカーディーラーとして私たちに何ができるか。昨年十一月に開催された第一回おかやまマラソンでは燃料電池車「MIRAI(ミライ)」を協賛させていただきました。「もっといいクルマ、もっといいお店を作りたい」。七〇年を機にあらためてそう思っています。これからもトヨタ自動車との信頼関係を大切にしながら、私たちが成すべきことに取り組んで参ります。
 

岡山トヨタ自動車(株)
代表取締役社長
梶谷 俊介