七〇周年の記念式典、
懇親会で改めて
感じたこと。


 五月一五日、岡山大学地域総合研究センター主催のシンポジウム「最新のフランスまちづくりを岡山の地方創成に活かす」に参加してきました。フランス在住のヴァンソン・藤井・由実氏による講演では、一九九四年にLRT(次世代型路面電車)を導入して中心市街地の活性化に成功したストラスブール市の先進事例が紹介され、地方創成への「考えるヒント」が示されました。当市ではLRTの導入により、中心市街地のクルマが減り、人やにぎわいが戻ったとのこと。もちろんクルマの利便性は活かしつつ、街の中心部だけ少なくしようというのがヨーロッパ各都市の共通認識になっているそうです。日本では公共交通の利用が減っていますが、こうした発想は今後の岡山の街づくり、都市交通の整備に活かせるのではと思いました。
 日時は遡って、四月八日に弊社の創業七〇周年を記念した式典と懇親会を開催いたしました。会場で七〇年の歩みを描いた映像を見ると、改めて弊社の歴史を作り、支えてくださった先人達の苦労が偲ばれました。同時に七〇年間を振り返ることで、私たちがお客様に対して何ができるか、地域に対して何をすべきかを考えるきっかけにもなりました。会場に集まった社員一人ひとりの笑顔を見ると、これからも全員が同じ思いを共有し、そしてお客様にいつも笑顔をお届けできる企業でありたいと思いました。これからも社員と共に頑張る所存です。より一層のご指導ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
 

岡山トヨタ自動車(株)
代表取締役社長
梶谷 俊介