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社長のちょっと独り言
通称:みんつく。現在、割り勘事業、みんつく冠事業、円卓会議を展開。
西日本豪雨の際はいち早く「ももたろう基金」で被災者を支援。


梶谷「石田理事が『みんなでつくる財団おかやま=通称:みんつく』を立ち上げたのが二〇一二年。設立のきっかけは、何だったのでしょうか?」。
石田「もともと私は県庁の職員で土木技術者をしていました。仕事柄、地域の方々と触れ合う機会が多く、NPOや自治会の方など、たくさんの人からいろんな意見や提言を聞いていました」。
梶谷「土木技術者時代の経験が、その後の『みんつく』につながっていったのですか?」。
石田「はい、皆さんそれぞれの立場で自分達の地域や社会を良くしたいと思っているのに、それがなかなか思うようにいかない。何かが機能不全を起こしている。そんな状況をなんとかしたい。じゃあ、まずは自分でやってみよう、そう思って設立したのがコミュニティ財団『みんつく』です」。
梶谷「今でこそクラウドファンディング(CF)は広く認知されていますが、当時は知らない人がほとんどだったはず。他のCFとの違いは?」。
石田「一番の特徴は中四国地方初、市民の寄付だけを基本財源としたコミュニティ財団が運営しているということです。設立時も二七市町村で一〇五人の『呼びかけ人(賛同してくれる人)』を集め、その後、五三〇人の『発起人』に寄付をいただいて設立しました。梶谷社長もそのお一人ですね」。
梶谷「あの時は、少しですが応援させていただきました。コミュニティ財団というのは、まさに『自分達が作った財団』というスタンスですね。具体的な事業活動はどんな内容ですか?」。
石田「ひとつはクラウドファンディング。私たちは『割り勘事業』と呼んでいます。二つ目は少額から基金を設立できる『みんつく冠事業』。そしていろんな立場の人を集めて意見を交わし合う『円卓会議』の三つです」。
梶谷「なかでも『みんつく冠事業』は、注目度も貢献度も高いとお聞きしました」。
石田「二年前の七月、岡山県内で発生した西日本豪雨では、『被災地支援(救援・復興活動が対象)』へ助成を行う『ももたろう基金』を発生直後に立ち上げました。県内の各機関と連携し、刻々と状況が変化していく被災支援のニーズをとらえながら適宜、活動団体への助成を通じて被災地を支援することができました」。(寄付者六七六人:寄付額四九、〇四四、六七八円、七七プロジェクト:助成額三九、〇一二、九六七万円 二〇二〇年三月三十一日時点)。※当基金への取組みにより「みんつく」は、社会の課題解決につながる資金集め(ファンドレイジング)の成功事例を顕彰する「第一〇回日本ファンドレイジング大賞」で大賞を受賞。
梶谷「これからは企業も、もっと社会と『つながる』べきだと私は思っています。社会の課題に企業としてどう向き合うか。企業と社会を結びつける架け橋として、コミュニティ財団『みんつく』の存在がさらに大事になってくるのではと感じています。そのためにも、もっとたくさんの人に『みんつく』の活動を知って欲しいですね」。
石田「社会が豊かになるほど、課題も増えます。だからこそ安心と期待が持てる街にしていきたい。私自身普段は地元・倉敷市で工務店を経営していますが、いろんな出会いと学びに満ちた『みんつく』をやってきて本当に良かったと思っています」。
梶谷「これからの活動に期待しています。今日は有意義なお話ありがとうございます」。
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