今年6月26日にフルモデルチェンジした日本を代表する高級セダン・クラウン。初代モデルの発売は1955年、以来60年を超える歴史と伝統を誇り、新型は15代目となる。今回のドライブ取材で試乗したのは、V型6気筒3.5ℓのハイブリッド、RSアドバンス。一般道から高速まで、あらゆる条件で走らせて最も感じたのが、どんな路面でもスムーズにクリアするボディの安定感。加えて最高出力359馬力の加速性能は圧倒的で、RSの名にふさわしいスポーティな走りはさらに進化したと言える。気になる燃費性能もハイブリッドの恩恵あり(3.5ℓハイブリッドは16㎞/ℓ)。さらに新しく生まれ変わったクラウン。開発者の想いが伝わってくる一台だ。
インパネ周りはクールなデザイン。遠方上方に8インチの遠視点ディスプレイ、手前には、ナビ操作ができる7インチのトヨタマルチオペレーションディスプレイを配置。
前席の中央に装着されたATレバーが収まるセンターコンソールは、後輪駆動車らしく高い位置に装着されてい る。
新型クラウンに搭載されるエンジンは、3.5ℓハイブリッド(写真)、2.5ℓハイブリッド、2.0ℓガソリンターボの3種類。