新型エスティマで巡る 秋のおかやま備中路

造り酒屋と卵の名店へ

 昔から瀬戸内の良港として栄えた玉島には、多くの商店や蔵元が軒を連ねた。なかでも明治11年創業の菊池酒造は、現在のご主人が蔵元としては5代目。酒造りを手がける前は、庄屋だったそうで、そちらでは12代目とのこと。今でも玉島を代表する蔵元として全国の銘醸家の仲間入りを果たし、多種多彩な銘酒を生み出している。
 同じく「うぶこっこ家」も地元で広く養鶏業を営む「のだ初」の直営店として、毎日多くのファンが訪れる。自社農場から取り寄せた新鮮な卵を使ったメニューが人気で、良心的な価格も魅力。プリンやシュークリームなどお土産に最適なスイーツ類も豊富。しっかり買い求めて帰路についた。


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菊池酒造

高梁川の伏流水、備中杜氏の技。
港町・玉島を代表する名蔵元。

明治11年創業。かつて千石船が行き交い備中玉島港として栄えた昔の問屋街の一角にある玉島を代表する造り酒屋。清酒「燦然」「木村式奇跡のお酒」「倉敷小町」などの蔵元として日本のみならず最近では海外にも進出し人気を集めている。冬場、モーツァルトが流れる蔵の中では、山田錦や雄町といった酒造りに適した最良の米と、優れた水質を誇る高梁川の伏流水を用い、社長自らが伝統的な備中杜氏の技を駆使した品質本位の酒造りが行なわれている。岡山県清酒品評会(吟醸の部)で3年連続第1位県知事賞を受賞した銘醸蔵。今も玉島の町で輝いている。

数多い酒の中にあって一段と輝く素晴らしい酒であるようにという願いから、酒銘を「燦然」(さんぜん)と名付けたとのこと。

倉敷市玉島阿賀崎1212
tel:086-522-5145
営業時間:9:00~17:00
休業日:土・日・祝(冬は日曜のみ)
駐車場:3台

 

「今回使用のクルマ アクア」人気のコンパクトハイブリッドカーがさらにバージョンアップ。

 ハイブリッド専用車としてアクアが誕生したのは2011年。2016年にはトヨタが生産する車種としては、4年2ヶ月という最短記録で100万台を突破。その数字からも分かるように、アクアは多くのドライバーから圧倒的な支持を得てきた「コンパクトカーの代表」といっても過言ではない。
 今回、そのアクアが生まれ変わった。最大の魅力であるJC08モードでの世界最高水準の燃費は健在。予防安全技術のセーフティセンスC(衝突回避支援パッケージ)もしっかり搭載されている。コンパクトなボディは玉島の狭い旧道でも強みを発揮してくれた。今回は、よりアクティブに愉しめるクロスオーバーも登場。こちらもオススメだ。

焦点を合わせやすい遠視点メーター。前方の路面と表示情報をひとつの視界にとらえられる位置にメーターを配置することで、見やすさを実現している。

モーターとエンジンの長所を最大限に活かしながら、低燃費と優れた走りを両立。燃費性能を高めている。

ガツンと存在感をアピールするフロントフェイス。今回、クロスオーバーが新登場。14色の多彩なカラーも魅力。