社長のちょっと独り言
音楽やクイズを使って子ども達に交通安全を啓発している
「JAF交通安全ドレミぐるーぷ」の皆さんにお話を伺いました。


梶谷「私が初めて『JAF交通安全ドレミぐるーぷ』さんの演奏を見たのは、コンベックス岡山での大商談会イベント会場でした。JAFさんが、こんな活動をされているんだ…と驚いたのを覚えています。まずはグループの概要を教えていただけますか」。
古賀「はい。『JAF交通安全ドレミぐるーぷ』は、JAF岡山支部の公益活動のひとつとして、平成19年4月に結成しました。幼稚園児、保育園児とその保護者を対象に、音楽演奏(演劇・紙芝居等含む)などを通じて交通安全の啓発活動を行い、子どもたちの交通事故の防止に役立ててもらっています。おかげさまで反響も大きく、これまでにご参加いただいた親子の総数は5万7千人を超え、計350回(平成28年度まで)の公演を行ってきました」。
梶谷「メンバー構成と演奏メニューは、いつもどんな感じでされていますか」。
舟尾「総勢12人で活動しています。ピアノ、フルート、バイオリン、トランペット、ドラムといった構成で、いつもは七人くらいで出演しています。演奏する曲は事前にリクエストを募っていて、日本のアイドルの曲から映画やアニメ、童謡など様々ですね」。
梶谷「子どもたちが相手ですから、いろいろ工夫をされているとお聞きしましたが…」。
市原「そうですね。約40分の公演ですが、子ども達が飽きないよう、クイズやストーリー仕立てで楽しく学べるようにしています。ちなみに今は『チャイルドシートにかならずすわろう』『どうろにとびださない』が二大テーマです。このテーマには中国短大の先生が作曲した『ジャフとうたおう』というオリジナルソングもあって、この曲を演奏すると会場が一気に盛り上がります(笑)」。
舟尾「盛り上がると、アンコールが自然発生することがあります。子どもたちですからお愛想ではありません(笑)。子ども達は普段、生のドラムセットなどを見る機会は少ないですから、演奏中は本当に目が輝いていますね。グループの活動を通じて、子ども達が楽器に興味を持ってくれたら私たちもうれしいですね」。
市原「たくさんのお母さん方から『うちの子がチャイルドシートを自分で着けるようになりました』といった話をよく耳にします」。
梶谷「楽しみながら交通安全への意識が高まっているのがいいですね。もともと岡山から始まったこの活動が、今では全国各地に広がっているとお聞きしました。それもまた素晴らしい。岡山県では、スポーツの支援はある程度浸透してきましたが、音楽やアートといった文化系のサポートはまだまだこれからといった印象があります。地元の人が地元に貢献する。『JAF交通安全ドレミぐるーぷ』さんの活動を私たちなりに応援できたらと思っています」。
古賀「子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまで、幅広い世代の方々が見に来られます。なかには『孫がうれしそうに歌っている姿を見れてよかった』と喜んでくれる方もいらっしゃいます。私たちの活動によって、その地域の世代がつながればうれしいですね」。
梶谷「交通安全と音楽の融合。これからも楽しい輪を広げてください。私たちも応援します。本日は、ありがとうございました」。
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