岡山まちとモビリティ
研究会設立と
長期インターンシップ…。


 九月七日、岡山大学地域総合研究センターが事務局を担う「岡山まちとモビリティ研究会」の設立に参加してきました。東京への一極集中等、地方の地盤沈下が叫ばれる中、岡山市でも中心市街地の活性化は大きな課題となっています。当研究会設立の背景には、街に「賑わい」を生み出すための交通手段の在り方、公共交通と街の関わり、そしてクルマのメリット、デメリットを踏まえた次世代の交通システムを岡山市が他に先駆けて発信したいという思いがあります。ちなみに研究会には三つの分科会が設けられ、私は「移動の多様性を考える」分科会の委員長に就任しました。具体的には岡山市のコミュニティサイクル「ももちゃり」、環境に優しく単距離移動に適した超小型モビリティのより有効的な活用法を研究する予定です。市、大学、経済団体、交通事業者等のスクラムで市街地活性化に挑みます。
 話は変わり、二〇一五年一〇月から来年の一月末までの間、就実大学の「長期インターンシップ」の協力企業として男女二名の学生を受け入れています。この取り組みは「岡山で生まれ、岡山で学び、岡山の地域経済に貢献する人材を、就実大学と地域企業とで共に手を取り合って育てたい」という就実大学の思いから始まったもので、弊社もその主旨に大いに共感しました。学生達の可能性を引き出し、私達も刺激をもらえたらと思っています。地元企業と大学がこれからの岡山を担う人材を育てる。今後の成果を楽しみにしています。
 

岡山トヨタ自動車(株)
代表取締役社長
梶谷 俊介